みんなのレビューまとめ【本-小説- 月の立つ林で】

月の立つ林で

 月の立つ林で(一般書405)[青山美智子]

  • 著者: 青山 美智子
  • 出版社:ポプラ社
  • 発売日:2022年11月09日
  • ページ数:263p
  • 内容
    • 長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいくー。最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ心震える傑作小説。本屋大賞2年連続第2位。

  • Amazonレビュー ⭐4.5
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 若い頃は誰でも輝くものに気を惹かれる。その状態である自分にいつ気付けるかで人生の形は変わるものだと思う。この本に出てくる人は皆素晴らしく、体験から得る学びを自分の中に取り込むのが早い。本当は、それぞれの主人公は心に何かをかかえた時を過ごし、苦労して、何度もチャンスを逃し、やっとキッカケを掴んだのだろうなと思う。ひとりひとりの長い長い物語も読んでみたいと思いました。全ての事象が出てくる人物にそれぞれ関わってくるけど、都合の良い繋がりなんかではなく、世界は確かにこうなってる。これは月から見た、地球に住む人間たちの物語だ。とてもいい本でした。
      • 何気ない日常の中で、意外な人との繋がりがあったり、好きなことや、物事が、意外なところへ導いてくれる。読み終えると、心が温かくなる。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 本屋大賞ノミネートとは思えないくらいつまらなかった。
      • 繋がりのある5つの物語が書かれており、全てほっこりした良い話です。なんだけど、ところどころで「クサい」「サムい」「薄い」などと感じてしまうところがあり、そういったネガティブな感想が、ポジティブな感想に勝てませんでした。良いところは、「良い話ではある」ところと、めっちゃくちゃ読みやすいのですぐ読み終わっちゃうところです。この作者さんの作品は初めて読んだのですが、これが最高傑作扱いで納得なのだろうか。
  • 楽天レビュー ⭐4.31
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 各編の登場人物の思わぬ繋がりが心暖まり、読み終えた後は穏やかな気持ちになります。
      • 短編集のようで…つながりがあり、素敵な着地。ラストまで引き込まれるように読み終えました。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.83
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 青山美智子さんの描く、知らない誰かと繋がっていく物語がとても好きで、今作もすぐに読了してしまいました。
      • 青山美智子さんの本を最近立て続けに読んでいて、こちらの本も購入してすぐ読みました。すごく優しい気持ちになれる、心が温かくなる、そんな作品です。おすすめしたいと強く思える本に出会えて幸せです。