みんなのレビューまとめ【本-小説- しろがねの葉】

しろがねの葉

 しろがねの葉[千早茜]

  • 著者: 千早 茜
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2022年09月29日頃
  • ページ数:320p
  • 内容
    • 男たちは命を賭して穴を穿つ。山に、私の躰の中にーー戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!

  • Amazonレビュー ⭐4.3
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 物語の舞台となった石見銀山遺跡とその周辺の景色が浮かんでくる豊かな描写で、登場人物にも感情移入しやすく、あっという間に読破しました。現地に訪れ、歴史に触れてから読むと面白さが倍増すると思います。
      • 石見銀山には交易の時代の観点で関心を持っていましたがこの書籍は私の好奇心をますます高めてくれました。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 石の拳との直木賞同時受賞。うーん、ホントに?って言うのが率直な感想。特に前半部は時間経過がわかりづらく、主人公のどんな姿を想像して読んでいいのかさっぱりわからない。何に忖度が働いて受賞したのだろう。素人にはわからない何かがあったんだろうな。
      • 千早茜さんの作品はとても好きなのですが、個人的に今回の作品は中盤までさほど大きな事が起こらず、
        読んでいるのが苦痛でした。。初めての方は他の作品から読むことをお勧めしたいです。
  • 楽天レビュー ⭐4.15
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 直木賞受賞作、ついにって感じでした。おめでとうございます 。デビュー作を思い出す雰囲気のある作品。
      • とても読みやすく、引き込まれる文章でした。流石、直木賞受賞作ですね。これは史実に基づいた小説なのでしょうか?ネットで石見銀山を検索すると小説に出てくる地名などもあり、こちらの本を読むと世界遺産である石見銀山にぜひ行ってみたくなりました。学校の図書室に置いて欲しい本の一つです。
  • yahooショッピングレビュー ⭐5.0
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 石見銀山が舞台だということで、大きくニュースに取り上げられていたのがきっかけで購入しました。読み始めてすぐに物語に引き込まれましたが、なんだかもったいなくてゆっくりとしたペースで読み進みました。たくさんの市井の人々に支えられて世の中が回っているとあらためて感じました
      • 石見銀山にまつわるすとーりー。以前から千早さんは力のある方と思っていましたが、本作で確実にそれを示されたと思います。 直木賞にかなり近いのでは。