- 著者:村田 沙耶香
- 出版社:文春文庫
- 発売日:2016年07月27日頃
- ページ数:160p(単行本)
- 内容
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第155回芥川賞受賞作!
36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれるーー。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
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- Amazonレビュー ⭐4.2
- 😁評価が高かったレビュー
- 多様性を認める世の中になりつつあると思っていたが、まず私自身がそうなっていないと知らされた。
- 普通にはなれない主人公が、『皆が不思議がる部分を、自分の人生から消去していく」末に辿り着いたコンビニ人間に生まれ変わるところから、物語は始まります。一読必携の作品です。
- 😒評価が低かったレビュー
- 2時間かからず読み終わりますが、読んでいる途中も「…?」となり、最後まで読んでも「…で?」という感想しかなく、私には何を書きたかったのかよく分かりませんでした。
- コンビニの状況がある程度わかったこと、それを五感で表現したことはよかったと思うが、あのような男を部屋に呼び入れて、「あのような状態」で暮らすことは、あまり現実的ではないと思う(→だから小説なのかも知れないが)。
- 芥川賞の作品、最近は変わってきましたね。。これは面白い!ページ数は少ないし、ちゃんとした小説がお好きな方には物足りなさを感じるかもしれませんが、読みやすいです。
- 😁評価が高かったレビュー
- 楽天レビュー ⭐4.15
- 😁評価が高かったレビュー
- 😒評価が低かったレビュー
- 周りに歩調が併せられない人、普通じゃないと思われてしまう人は世間からうまく排除されていく。だけど自分が信じた道を進んでいくことがベストだという事は理解しましたが、作者が本を通して言いたかった事(真意)が私にはみえませんでした。
- 前半は興味深い内容でした。後半はすっきりしないもやもやした気持ちになりました。
- yahooショッピングレビュー ⭐4.13
- 😁評価が高かったレビュー
- 大変、興味深い作品でした。 他の方に、読んでみたらと、薦めたくなりました。 私が今までに読んだ作家さんの中で、 感性が変わっていて、別の本も読んでみたくなりました。
- 子供がコンビニでバイトしていたことがあり、興味深く読みました。難しい言葉も少なく頭にすっと入ってき、とても読みやすく、家族3人であっという間に読み終えました。
- 😒評価が低かったレビュー
- 期待してたほどではなかったですが、あっという間に読めました。
- 文の調子も読みやすくて、描写とかはそこそこ興味を引いて、どんどん読み進めることができました。確かに、この事象にひっかけて、自分の置かれている立場とかも、レビューする機会にもなるかもしれないと思いました。
- 😁評価が高かったレビュー