みんなのレビューまとめ【本-小説-さまよう刃】

さまよう刃

 さまよう刃

  • 著者:東野 圭吾
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2008年05月24日頃
  • ページ数:512p
  • 内容
    • 長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎えるー。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。

  • Amazonレビュー ⭐4.1
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 一気に読み終えました。愛する娘の死を受け入れられずに、復習に燃える長峰の心情は、親であれば皆同じでしょう。正義とは何か?法律とは何か?青少年の保護更正とは何か?警察とは何か?被害者とは何か?愛とは何か?加害者の保護者の責任は?考えれば考えるほど混沌としてきます。何故、作者は長峰を殺したのか・・・・?さまよった刃の行き着く先としては、あまりにもむごいと感じたのは、私だけでしょうか?
      • 少年の犯罪の描写がリアルでキツかったですが、本当に考えさせられる作品。父親の気持ちを考えると本当やるせないです。ラストのシーンはちょうど電車の中でしたがエマちゃんへの思いのところで泣きそうになるのを懸命にこらえました。家で一人だったら号泣してたところです。改めて東野圭吾さんを尊敬する作品になりました。でもその日は旅行だったのですが悶々としてしまいました。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • ノンフィクションではなく小説なのだから、もっとはじけてほしかったです。これほどスッキリしなかった小説も珍しいです。登場人物全員が【さまよう】という点ではタイトル通りですね!ですが、さまよったまま、流されたままでオシマイ!不条理な世の中ですからリアル感があっていいのかもしれませんが、エンターテインメントを期待した私はラストのお粗末さにひっくり返りました!なんという終盤のテキトーなシーン!そして、あっさり感!ひっくり返りながら不快感だけが残りました。
      • 死ぬほどありきたりな、予想の線路を綺麗に走る作品。高評価をしている人は何を考えてるのかわかりませんが、読まないことをお勧めします。なんら影響も受けませんので、だらだら活字を追う時間となります。
  • 楽天レビュー ⭐4.5
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 少年犯罪がテーマという先入観から食指が動かずにいた1冊です。しかしとてもいい意味で期待を裏切られました。加害者・被害者・そして警察のどの人間ドラマにも全く隙が有りません。久しぶりに大満足の作品です。
      • 私にとっては東野圭吾の中で一番心に残る作品です。小説として面白いと言うよりも、氏の筆力に圧倒されました。読後感は辛いですが、1人でも多くの人に真剣に読んで欲しい作品です。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 評判が良いので読んでみましたが、想像通りの内容・展開に加え後味の悪さだけは凄まじいものでした。私には何故この作品がそこまで評価されるのか分かりません。読み進めさせる筆力は認めこそすれ、ストーリーそのものや結末は非常に安易です。敢えて難題に挑むのであれば、もっと捻りなり主張なりが欲しかったですね。
      • 映画化で気になり購入。描写がリアルな感じで気分が悪くなり、今まだ読みかけです。最後まで読まないと、と思いますが正直読み進めるにはしんどい感じです。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.41
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 何故か東野作品が読みたい欲求にかられ、まとめて購入しました。割り引きクーポンが使えました。映像化された作品です。犯罪の題材は、目を覆いたくなりますが、少年犯罪に対して重いテーマをつきつけてる作品でした。予想外の結末。これぞ、東野作品でした。
      • 読んでいて様々な感情が生まれる作品。とても面白いが色々と考えさせられる作品です。正義とは何か!?まー分からんし、忘れない小説だろなー!
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 何とも最愛の娘さんが理不尽にむざんにも殺されて・・・その仇をという内容ですが、 自分には悲しすぎて全部読み進むことができませんでした。 冒頭から心につきささる内容は、今の自分には辛かった。