みんなのレビューまとめ【本-小説- 手紙】

手紙

 手紙(文春文庫)[東野圭吾]

  • 著者:東野 圭吾
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日:2006年10月
  • ページ数:432p
  • 内容
    • 罪を償うとは、絆とは……。強盗殺人犯の兄を持った少年の姿を通し、犯罪加害者の家族を真正面から描いて感動の渦を巻き起こした問題作
      強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く……。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

  • Amazonレビュー ⭐4.3
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 兄が強盗殺人を行ったことで、弟のその後の人生が大きく変わっていくストーリーに、あっというまに引き込まれていきました。最初の犯行の衝撃から、一気に物語に引き込まれ、スラスラと最後まで読み終えてしまいました。ただ、強いて言えば最後に兄と弟が言葉を交わす場面も見たかった気がします。
      • 東野圭吾については、そんなに詳しく無いですが、この作品も有名だと言う事で読んでみました。私が特に感じたのは第三章です。フィクションとはいえ読んでて胸くそ悪い気持ちにはなりましたが、実際にこう言った状況に置かれたら、そうだろうなと思います。また、後半に出て来る平野社長の言葉も響きました。テレビで良く報道されている殺人事件に限らず、加害者側の家族は、こんな感じの生活をしているのかなと思わされました。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 東野圭吾さんファンなので、高評価のこの作品に期待していたのですが…「すごく感動するらしいよ!」と、周囲に言われたので、期待に胸を膨らませながらページをめくり続けたら、感動することなく最後まで辿り着きました。かんどころか、なんの感想もない話でした。読み終わったときの気持ちは「うん。…それで…?」でした。薄っぺらい!それだけです!
      • 知名度も評価も高い作品。読む前からかなり期待していました。しかし読み始めれば突っ込みどころだらけ。天津甘栗を盗む、そこまでは良いとしても、なぜ盗みを働いた家の中で突然テレビ鑑賞!?この時点で冷めました。そして弟への手紙の内容の呑気なこと。殺人を犯した人間が書いたとは思えない薄っぺらさ。弟が自分の犯した罪のせいで苦しい生活をしているという発想が全く無いのでしょうか。更に被害者家族にまで幼稚な手紙を送っているとは、兄は発達障害か何かなのでしょうか。タイトルが手紙ですがその肝心の手紙の内容に心に迫る要素が何も無い。バンドのエピソードはベタベタというかリアリティが無く陳腐、ゴムに穴には失笑。私の読み方が捻くれすぎなのでしょうか。気が抜けた、というのが正直な感想です。
  • 楽天レビュー ⭐4.68
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 殺人事件の加害者の家族お話です。兄が殺人事件を起こして、その弟がいつも不遇なことに 直面するのです。テレ東で、放送されたこと知らずに購入しました。読み応えありました。
      • 通勤電車内で読むために購入しました♪強盗殺人犯という犯罪者家族を真正面から描かれて感動を呼んだ不朽の名作。犯罪者を身内に持ってしまい色んな差別を受けるという現実を重たく深く感じました。現実に今も苦しんでいる人は沢山いる事でしょう(;´・ω・)見えない差別や偏見に気づく為にもこの本は重要なのかもしれません・・・
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 東野圭吾の有名な作品なので期待して読みましたが、期待はずれでした。がっかり。
      • すっごく深い小説で、色々と考えさせられることも多かったのですが、とにかく重い、暗い。。。感動もあったけれど、私には読むのに少し疲れてしまいまいた。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.46
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 強盗殺人犯を兄に持ったことによって人生を狂わされてしまった弟の、あまりにも苛酷な境遇が、抑制のきいた文章によって綴られていく、静かに淡々と語りかける。犯罪加害者の家族を真正面から描いた作品です。
      • 今更ですが、初めて東野圭吾さんの作品を読みました。 引き込まれていき、通勤電車で読んでいると あっと言う間に着いてしまい、時間がまだ足りなくて到着してからも暫くベンチで読むなんてこともありました。 登場人物の内面の描写が、素晴らしいです。 手紙を読み終えたら、続けて秘密も読みました。