みんなのレビューまとめ【本-小説-百瀬、こっちを向いて。】

百瀬、こっちを向いて。

 百瀬、こっちを向いて。(祥伝社文庫)[中田永一]

  • 著者:中田永一
  • 出版社:祥伝社
  • 発売日:2010年09月05日頃
  • ページ数:275p(文庫)
  • 内容
    • 「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまではー。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。

  • Amazonレビュー ⭐4.2
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 中田永一は「吉祥寺の朝比奈くん」に続いて2冊目(共にKindle本)だが、どちらも楽しめた。中でも「小梅が通る」はヒロインやほかの登場人物の心理描写が巧みで、どの人物にも共感が持てたしストーリーも楽しめた。
      • 恋愛ものでしたがどろどろした感じはなく、終始爽やかな感じでした。仕事などに疲れたときに読んで気持ちをリセットできそうです。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 全体的にライトノベルのような感じでした。読みやすいけど、そこまで深くはない。表題作をはじめどれも心理描写が深淵まで行ってないので、悩みとしてもあさく解決も時が経っていきなりといった感じ。ちょっと期待していたのとは違うかな。
      • 映画化されたものだから、期待をしていたが、期待はずれだった。悪くはないが、好みのストーリーではなかった。ほおずきの花ことばを知れたのは良かった。
  • 楽天レビュー ⭐4.22
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 題名がちょっと不思議でしたが、読んで納得。
        爽やかなお話の短編集。こんな青春を送りたかったなぁと思います。
        伏線の作り方が上手いのとラストが想像出来ないので、読んでいて飽きません。
      • 途中までは普通に読んでいたのですが、あと何ページかのところで手が止まりました。小さなどんでん返し、「あ、やられた…」感。甘酸っぱいような、気持ちの良い青春小説です。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • ちょっと切なさを感じ、昔こんな想いもしたような懐かしい青春時代のような物語。4つの短編ですが、全て最後はちょっとモヤっとする最後かなーという印象です。この辺が乙一らしい気もしますが、私は白黒付けて欲しい方なので(笑