みんなのレビューまとめ【本-小説- 黄色い家】

黄色い家

 黄色い家(単行本)[川上未映子]

  • 著者: 川上未映子
  • 出版社:中央公論新社
  • 発売日:2023年02月20日
  • ページ数:608P
  • 内容
    • 十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか。世界が注目する作家が初めて挑む、圧巻のクライム・サスペンス。

  • Amazonレビュー ⭐4.2
    • 😁評価が高かったレビュー
      • なんだろうこの世界観。 私は別の世界の人間だったのに、なぜか懐かしくて切ない。経験したはずないのに、私の幼少期はまるで花と共にあったような、臨場感に満ちた圧倒的な存在に打ちのめされた。いや、私はかつて花の隣人だったのではないだろうか?花の苦労をただ傍観していただけの軟弱な隣人…なぜか私は、この登場人物全てに謝りたい…
      • 黄色い家というタイトルに惹かれて読み始めました。次々に起こることに驚きと怒りと哀しみが交互にやってきましたが、最後に救いの光を感じました。
        そこにリアルな現実がありました。引き込まれてしまいます。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 本屋大賞にノミネートということで読んでみた。冒頭部分は興味深かった。以前一緒に暮らしていた人が逮捕されたということから始まるストーリー。ただ、その後の回想がどうにも冗長。この描写いらないのでは?という内容も多く、キャラクターにも共感できない。最終的に、逮捕された事件の背景にたどり着くのかと思いきや・・・正直期待外れでした。
      • 騙された。川上未映子にしては面白くなく、続きも気にならず途中で読むのやめた。
  • 楽天レビュー ⭐3.97
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 絶対読んだ方がいい。かなり心をえぐられるし善悪の基準がわからなくなるけど人間の不平等さを描く本。解決できないであろう社会問題。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 内容的には面白いし、主人公視点での描写も上手だと思う。でも、真面目で孤独ゆえの思い込みや行動に違和感。ちょっとモヤモヤの残る作品でした。