みんなのレビューまとめ【本-小説-首折り男のための協奏曲】

首折り男のための協奏曲

 首折り男のための協奏曲(新潮文庫)[伊坂幸太郎]

  • 著者:伊坂 幸太郎
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2016年11月29日頃
  • ページ数:448p
  • 内容
    • 被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う高校生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で、泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。

  • Amazonレビュー ⭐3.9
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 大好きな作家です。頸椎の数にちなんだ7つの独立したエピソードが首折り男とその周辺を描き、振り返るとひとつにまとまっている といった感じで、伊坂幸太郎らしい(?)作品です。今までの伊坂幸太郎作品が好きなら、抵抗なく読めます。
      • めちゃくちゃ面白かったです!なんですかね、この全体に流れる重々しいんだかフワフワしてんだか分からない感じ!!世の中悲惨なんだか、あちこちに幸せがあるんだか救われるんだか救われないんだか分からない
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 何も知らずに買ったが短編集だった、面白いのもあったが、全体としてつまらなかった。買わなければよかった。この作家は長編のほうがいい。
      • 最初の話は面白かったですがそれぞれの繋がりが分からず、最後まで??のまま。レビューを見て、短編だったのかと納得しつつも久しぶりに買って失敗、と思った残念な作品…
  • 楽天レビュー ⭐4.31
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 7つの短編集で一つ一つがつながっているようでつながっていません。また独立した話が最後に1つに集約し、読者をあっと言わせるようなオチがあると思っていました、それもありません。でも、伊坂幸太郎らしいユーモアと洗練された文章は健在ですらすらと読めました。
      • 首折り男の話でもあり、黒澤(伊坂幸太郎さんの小説に出てくる黒澤と云えば、あの黒澤ですよ)も出てくる短編小説です。伊坂幸太郎さんらしい、ストーリー展開と面白さに溢れています。是非どうぞ!!
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 出版社からの紹介文に「二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり」とあったので、伊坂幸太郎の過去作品でよくあるような、短編集なんだけど全体で見ると長編として楽しめるものを期待していた。しかし、読んでみると、物語どうしの絡み、繋がりはほとんどなく、驚きに至ることはなかった。それぞれの短編はそれなりに面白いので出版社の説明さえ無視していれば楽しめたであろうが、期待が悪い意味で裏切られ、肩透かしをくらった。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.43
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 繋がっているようで繋がっていない連作短編集。 伊坂幸太郎の連作短編としてはオーソドックスな感じ。
      • 題名からは想像できないさわやかな作品でした。複数の作品の重なりあいがサイコーです。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 個別に発表された作品を集めた短編集で、各作品間に薄い関連性はあるものの、一冊を通した大きなストーリーは描かれていない。 短編としてのパンチも弱く、スッキリしない感じ。 期待とは少々違っていました。