みんなのレビューまとめ【本-小説-白夜行】

白夜行

 白夜行

  • 著者:東野 圭吾
  • 出版社:集英社
  • 発売日:2002年05月
  • ページ数:863p
  • 内容
    • 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂ー暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

  • Amazonレビュー ⭐4.5
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 白夜行――。 このタイトルが意味するところを知った時、切なさに似た、悲しみにも似た、特別な感情ともいうべきものを持つに至った。ストーリーのキーマンたる2人(雪穂と亮司)の内面は、言葉として小説に出てこないが、巧緻で繊細な時間軸を持った事実構成によって、浮彫りになっていく。伏線の敷設からそれらの回収までのサイトは長いが、その旅路は読者を決して退屈にさせないであろう。
        強く生きようと思える一冊でした。
      • 割と序盤で物語の犯人は絞れるものの、中弛みせずに最後まで読むことができました。
        メインの登場人物の心情が第三者による考察がほとんどだったので、本人達が実際に何を考え行動に移しているのかを考えるのも楽しめました。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 暗い、長い、展開どうなるのかワクワクしない。やっと終わった、という読後感。普段一週間ぐらいで読み終えるのに、1か月半もかかった。オススメしない。
      • 長い!無駄に長い作品。いよいよページも終わりに近づき、最後に悪女が破滅するのか?と思えば、しないままで完結。途中の登場人物も、中途半端なままで、話のまとめに出て来ない。連載の打ちきり並みの強引な幕引き。東野圭吾にしては珍しい駄作
  • 楽天レビュー ⭐4.67
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 通勤電車内で読むために購入しました♪
        白夜行はもともと連作の短編として執筆されたミステリー小説
        それを単行本で長編として再構成されて短編と長編の良さを併せ持った壮大な小説
        被害者と加害者が奇妙な運で結びつくのですがまさかの結末が・・・
        物語の中心人物の視線ではなくその周りの人の視点で書かれた小説でした
        東野圭吾文学にドンドン吸い込まれていきました♪(。’(ェ)’。)
      • 東野圭吾の名作と言われる本作、名作である事を知ってはいたものの読んだことがなかったので購入。文庫本ですが結構、分厚いので、手に取るまでが勇気が要りますが、読みだすと面白くてあっという間に読めます。好みはあるでしょうが、名作とばれる理由は分かったような気がします。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • ちょっと重くてあまり読み進められない・・・。面白いと聞いていたけど、私には合わないみたい。
      • ストーリー作りや登場人物の描写など作者の緻密さを伺うことは出来ましたが、読み進めていくごとに新たな発見があるという類のものではなく、「秘密」ほどの面白さを感じることは出来ませんでした。残念。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.71
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 上下二冊に分けてもいいくらいのボリュームです。東野圭吾さんの作品はいくつか読みましたが、どれも飽きる事なく展開にワクワクして、読み終えた後には色々と考えさせられます。おススメです。
      • 東野圭吾さんの作品の中でも1、2位を争うほどの面白さだと感じました。かなりページ数は多くてびっくりしましたが、読み始めると勢い止まらず、気が付けばたった数日で読み終えてました。