みんなのレビューまとめ【本-小説-SOSの猿】

SOSの猿

 SOSの猿(中公文庫)[伊坂幸太郎]

  • 著者:伊坂 幸太郎
  • 出版社:中央公論新社
  • 発売日:2012年11月
  • ページ数:420p
  • 内容
    • 三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。

  • Amazonレビュー ⭐3.8
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 何故暴力を振るってはいけないのか?全ての暴力がいけないのか?伊坂幸太郎の見えない何かとの対峙が、西遊記に準えて語られてます。例えば、僕の書いた文章が、誰かに影響を与え、行動を変えます。その行動が積み重なり社会は動いているのです。作中に出てきた、あるフレーズにはとても感動しました。
      • 読みやすいし、話の展開も引き込まれる感じで面白い。奇想天外なファンタジーと現実が重なってるのも作者らしい。作者のメッセージがとても共感できます。彼の価値観がきちんと入ってる作品だと思います。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 伊坂作品は幾つか読んでいるが、これは下位にランク付けされてしまうかな……。一番面白いのはタイトル。
      • 伊坂さんの世界観がすごく好きで、初期の作品から読んでいますが、正直この作品は単調でページを進めるのがしんどかったです。っというより、なかなかページが進みませんでした。読み終わった今、特に何も心に残っておらず、ただただ次は別の作家さんの何か重厚な一冊を読みたいと思うばかりです。
  • 楽天レビュー ⭐3.79
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 大好きな伊坂幸太郎さんの作品なのですが、いくつか未購入の作品があってまとめて購入することにしました。とっても楽しく、やっぱり伊坂さんならではの謎解きの要素も入っていて、購入して良かったです♪
      • 文庫になるのをずっと待ってました。2年ほど前にSARUの上下巻を読んで、伊坂さんの名前を知りました。本は文庫と決めているので、この本の代わりにほかの伊坂作品を読みながら待ちました。よしもとばななさんや恩田陸さんなど、不思議な雰囲気が漂う、というか独特の感覚がある作家さんが好みなのですが、待ってる間に読んだおかげで、この伊坂さんも私のお気に入りになりました。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 巻末のあとがきにもありますが、伊坂幸太郎っぽくは無いです。今までの伊坂幸太郎が好きでこれを読むと「何!??」って感じになると思います。私も今までの伊坂幸太郎が好きで、その期待感を持ってこれを読んで「何!!??」ってなりました。
        伊坂幸太郎をはまったく別物と思って読んでみても不満が残りました。
      • 伊坂さんの事を”若手のホープ”だと思っていました。死神の精度が一番のお気に入りです。陽気なギャングの2冊も結構好きです。ところが、17冊目に読んだモダンタイムスを好きになれませんでした。そしてこれ。駄目です。読むのが苦痛でした。共感出来ず、物語に入っていけませんでした。最後は、内容が良く分からない、という所まで落ちてしまいました。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.80
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 伊坂幸太郎の作品が大好きで色々読んでます。この作品は少し難しかったですが、二度読んで見て面白さがわかりました。
      • 伊坂幸太郎さんの作品はほぼ全て読んでいます。今回もテンポの良さや大胆な展開、軽快さは読む人を飽きさせません。