みんなのレビューまとめ【本-小説-逆ソクラテス】

ソクラテス

 逆ソクラテス(集英社文庫(日本))[伊坂幸太郎]

  • 著者:伊坂 幸太郎
  • 出版社:集英社
  • 発売日:2023年06月20日
  • ページ数:336p
  • 内容
    • 「敵は、先入観だよ」学力も運動もそこそこの小学6年生の僕は、転校生の安斎から、突然ある作戦を持ちかけられる。カンニングから始まったその計画は、クラスメイトや担任の先生を巻き込んで、予想外の結末を迎える。はたして逆転劇なるか!?表題作ほか、「スロウではない」「非オプティマス」など、世界をひっくり返す無上の全5編を収録。最高の読後感を約束する、第33回柴田錬三郎賞受賞作。

  • Amazonレビュー ⭐4.4
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 少年少女時代に、誰もが経験したような出来事やそれに伴う心の動きがいくつかの物語で描かれています。少年少女の心理に寄り添った描き方になっていて、素直にグッと引き込まれてしまう作品!
        夏の読書にもオススメです!!
      • この人の考え方好きだなあって思って他の作品もよく読ませていただいています。色々な問題に対して、ある種の正解を導いてくれるかのような斬新な切り口を、ここまでライトに我々読者に伝えられることにいつも脱帽させられます。これからも応援させていただきます。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 子供をお題にした小説としてはすごくよいとおもうけど、伊坂さんのよさは感じられず残念でした。
      • 「逆ソクラテス」で先入観を崩すことをテーマにしているのに、2篇では「虐めをする様な子は足が速い」という偏見を抱かせる様な展開があったり、1篇〜3篇全てで転校生が物語のキーポイントになるなど、作者の偏見(先入観)が透けて見える様な点が多々あり没入出来なかった。3篇の途中までしか読んでいないが、1篇の「逆ソクラテス」だけ読むならオススメ。
  • 楽天レビュー ⭐4.56
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 大好きな伊坂作品。楽しみにしていました。作者のコメントもありましたが、珍しい子どもの世界のストーリーですがなかなか面白かったです。文庫化待ちではありますが、全作品読んでいます。飽きません。
      • 面白かった。寝転がって読んでいたのに極まって別の部屋にいる家族に「これ、これ買ったんだけどすごく面白くて」と反応が悪くても蒸気よく言いに行くくらい。短編、いつものように繋がってます、裏切りません。よりよく生きたいとあがく熱さのような、よく分からない感情に涙が出る作品でした。あと、仲間は必要なんだな、とも思いました。買ってよかったです。伊坂幸太郎すごいな、ほんとすごいなという感じです。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 中学生のビブリオ決勝をYouTubeで見て、自分もビブリオ大会に出るので参考になるかと思い購入。難しくて読むのを断念。もう少し大きくなったら読もうと思う(中1、娘)だそうです。
      • 3話目まで読みました。先の方のレビューにもありますが、短編集なので次、次という感じでは読み進められておらず、かなり時間が掛かっています。物語は小学生目線で進んでいきますが、いまいち共感しきれないといった感じです。私に若く瑞々しい感性が残っていればもっと楽しめたかもしれません…。全体的に爽やかなお話ですが、今のところ結末に大どんでん返しがあるとか目から鱗という感じはないです。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.77
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 伊坂幸太郎の作品はたくさん読んでいます。最後のどんでん返しは伊坂幸太郎さんの真骨頂ですね。読んでいて止まらないくらいでした。どうしても先入観で物事を見がちですが、別の視点から物を見ることも大切だと考えさせられました。
      • 伊坂幸太郎さんの新作は主人公が小学生ということで、今までと雰囲気の違うものになるのかなと思っていたけれど、読んでみるとユーモアのある会話や緊張感のある展開はやはり伊坂小説だなぁと思いました。