みんなのレビューまとめ【本-小説-オー!ファーザー】

オー!ファーザー

 オー!ファーザー(新潮文庫新潮文庫)[伊坂幸太郎]

  • 著者:伊坂 幸太郎
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2013年06月26日頃
  • ページ数:560p
  • 内容
    • 一人息子に四人の父親!? 由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれて、高校生が遭遇するは、事件、事件、事件ーー。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

  • Amazonレビュー ⭐4.3
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 「母親と父親と俺の、六人暮らし」という言葉のチョイスが狂おしいくらいに好き。終始穏やかじゃない展開にハラハラしつつも、父親たちの子煩悩かつ愛妻家っぷりに癒される。この本を読むと、血が繋がっているから親子になるのではないと改めて思わせられる。過ごした時間のなかで培われたお互いへの信頼が、違う人間同士を親子にしていくのだろう。強固な絆で結ばれているこの家族が愛おしくて、ちょっぴり羨ましい。
      • こんな関係あり得る?そんな読み出しをして、読んでいくうちに、これって有りかも!に変わった1冊でした。人物それぞれの底に流れる何とも言えない優しさが心地よく読み終わったら、ファーザーロスになっていた。大好きな1冊です❤️
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 設定とかキャラクターは面白いけど、中だるみし過ぎでさすがに途中で読むのが辛くなった。テンポがいいとのレビューが多かったけど、それは会話だけで、ストーリー自体のテンポは決して良くないと思った。伊坂作品は好きなんだけど、これはいつもの上手さを感じなかったかも。
      • 一言で言うと中途半端。
        キャラクターも面白いし、後から後から沸き起こる事件もどんな展開になるんだろうと期待させてくれるのですが、最後はご都合主義でまとまってしまった感が否めません。例えるなら、なんでもお見通しの探偵が、実は超能力者だったというような「それは反則でしょう!?」というオチの付け方は、伊坂幸太郎らしくないかなぁ。ちょっとがっかりな内容でした。
  • 楽天レビュー ⭐4.24
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 最近当たり外れが激しいなーと感じる伊坂作品ですが、本作品は本当に面白かった。伏線はいろいろありますが、それがつながらないとわからないようなストーリーではなく、あくまでも本ストーリーを楽しむためのサブ設定的な感じです。お父さんが4人もいるという変な設定ですが、お父さんが個性的で、その個性を生かした事件の解決方法が何とも面白いです。
      • 父親4人、母1人と息子という設定にかなりの興味と楽しみを持って読みました。父4人タイプが違うので、息子への関わり方がそれぞれです。しかし我が子を愛する気持ちは一緒で、息子の為に一丸になって向かう姿は素敵だと感動!作品にスピード感がありましたが、伏線が私には伊坂さんに求めるものが多いせいか今一つなところもありましたが、最後には一本にまとまった感じになりました。結果とても楽しめました。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 伏線ばらまきすぎで鬱陶しい。設定はありがち。「花屋の番人」パクり??ヒロインぽい子が勝手すぎてイライラする。キャラクターに魅力無し。総じてつまらないイライラするだけの本でした。
      • ちょっと幼稚な感じかな。ハッとするところも特になく、伊坂作品にしては浅く思いました。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.33
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 伊坂幸太郎さんの本を初めて読みました。新聞の紹介欄で知り、普段はあんまり本を読まないし、読書をしていると眠たくなってくる私でも、どんどん読み進めてあっという間に一冊読み切ってしまいました。 すっかり伊坂ワールドにハマってしまいました。中古本を買いまくっています。 自分の息子たちにも勧めてみようと思っています。
      • 伊坂幸太郎さんの作品が好きでこれは友人に勧められて購入しました。とてもテンポが良く一気に読んでしまいました。登場人物のキャラが立っていて、とても物語に入り込みやすかったです。読み終わった後の満足感の高い作品でした。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 些か強引ともとれる伏線回収の手管は伊坂の真骨頂であるが、本作においてはその強引さが少々裏目に出ているような気がする。 元々が新聞連載だったせいか、各エピソードが結末に収斂しきっていないというか…。 ただ、各キャラは立っていて、ここからいくらでもスピンオフ作品が生み出せそうな、そんな作品。