みんなのレビューまとめ【本-小説-ホワイトラビット】

ホワイトラビット

 ホワイトラビット(新潮文庫)[伊坂幸太郎]

  • 著者:伊坂 幸太郎
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2020年06月24日頃
  • ページ数:368p
  • 内容
    • 兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊 SIT を突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!

  • Amazonレビュー ⭐4.2
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 全て目に見える伏線なのに、後から気づく、というか種明かしをされる。
        行きつ戻りつのタイムラインは脳内映像化で追っかける。
        後半のオチは、自分の読んできたどの推理小説とも違う。
      • 数年前まで熱心な伊坂作品読者でしたが、もうずっと読んでいませんでした。
        久々に読んだんですが、やっぱり面白かったです。
        売れる面白い作品を長く何冊も描き続けられるなんてさすがですね。
        あと仙台愛がやはり強い。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 自分の感性が変わったのかもしれないが、AXといいどうも最近の伊坂は才能が枯れてきている気がする。昔のような疾走感と爽快な読後感が無くなっている。それでも売れてるようなので問題なさそうですがあまり読みたいとは思えなくなりました。
      • 確かにストーリーは凝っているし、先へ読ませる力もあるにはあるが、かつての「グラスホッパー」や「アヒルと鴨」で感じたような余韻のある読後感は全くない。人物のセリフ、造形、ストーリー展開、すべてにおいて軽い感じがする(それが狙いなのかもしれないが)。最近の伊坂作品全てに同じような感じを抱くが、ファンとしては残念でならない。
  • 楽天レビュー ⭐4.0
    • 😁評価が高かったレビュー
      • どんでん返しの連続にワクワクしながら、読み進めました。途中で以前にも読んだことがあると、気づきましたが最後まで、楽しくもめました。
      • 一度目は騙された感覚で、二度読むと、なるほど、と納得する物語でした。とても巧妙で面白かったです。語り手がころころと変わるので、間を開けずに読む方が分かりやすいとおもいます。星座のことや、レ・ミゼラブルの台詞など、心に残る場面もあり、単なるハラハラドキドキの事件ものではないところがまた良かったです。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 話があちらこちらと飛びまくるので内容の整理がややこしい。
      • 仙台の高台の家で立てこもり事件が発生、宮城県警のSITが駆けつける。伊坂氏お得意の設定だが、今回は「レ・ミゼラブル」の展開や、オリオン座の蘊蓄が散りばめられていて物語は複雑。とりわけ台詞に関していえば、氏独特のユーモアがあり、作品としてもよく出来てはいるのだが、素材があちこちから用いられているだけに、やや混乱する。整理して読み進まないと…
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.67
    • 😁評価が高かったレビュー
      • この小説はすごい。このミステリーはマジですごい。 前半、ん?って思ってたところが全部 全部最後繋がった。 色んな人物の視点から話を見るのに 全く迷子にならない。オリオン座。 ただただ面白かったです。
      • 友人からの勧めで購入しました。伊坂さんの作品はいくつか読みましたがその中でもわたし的には一番の作品でした。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 伊坂作品をほとんど読んでいるが、読み込むとなんとなく話の続きが読めてしまう。これはどの作家でもいえることだけど、どちらかといえばトリッキーで最後で急展開、のような作品を多い作者なので結末が想像できるような作品は物足りないかな