みんなのレビューまとめ【本-小説-火星に住むつもりかい?】

火星に住むつもりかい?

 火星に住むつもりかい?[伊坂幸太郎]

  • 著者:伊坂 幸太郎
  • 出版社:光文社
  • 発売日:2015年02月18日頃
  • ページ数:400p
  • 内容
    • 住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられるー身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが…。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき!全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる!

  • Amazonレビュー ⭐4.1
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 世の中に漂っているもやもやを、不条理を、やるせなさを、全く違う寓話に変えて昇華している。SFチックなストーリーではあるが、社会の真実の話でもある。きっと伊坂さんは、くよくよと悩んでいるんだろーなー
      • 1章 平和警察による危険人物の処刑。疑われたら終わり。日本の現実と大差ないなと感じて、恐ろしくなった。改めて考えて見ても、証拠ねつ造、メディアによる公開処刑、などなど、現実と大差ない。第2章でヒーローが登場で少しホッとするが、こっちの方が現実味がないと気がついたらまた恐ろしくなる。ここから面白過ぎてほぼ一気読み。自分は普通の人だから関係ないと思ってはいけない。普通の人が犯罪者として処刑されてしまうのだから。そんな社会をよしとしているのはそんな一般の市民だということを自覚しないといけない。ぜひ今こそ読んで欲しい一冊。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 複数の視点から物語が進行して場面が何度も切り替わるというのは、伊坂氏のいつもの手法なのだが、今作に関して言えば非常に鬱陶しいです。登場人物も多く、読み方も無駄に複雑な名前ばかりで風貌もあまり掘り下げなかったりして覚えづらい。魅力的な登場人物がいないので覚えるのに一苦労です。伊坂幸太郎さんの以前の作品は、この本を読みたいんだという意欲が掻き立てられたが、今作は読み進めるのに時間がかかりました。年々切れ味がなくなっている気がします。伏線回収シーン0.01%とそこに行く99.99%の前振りという構成です。読んでいる最中も読後も満足感を得られない駄作です。
      • 話の進みが遅すぎる 展開がない ずっとおんなじことをしている。つなぎ男を追うだけの話・・伊坂さんの本は、いろいろな人生が出てくるから面白いが、この本は、そういうのがない 詰まんない人たちばかり・・終わってるな・・まぁ、駄作です。
  • 楽天レビュー ⭐4.78
    • 😁評価が高かったレビュー
      • いつかこんな世の中になるのではないか、という妙なリアルさを伴うお話でした。
        映画化されたら、この人物はこの俳優さんに演じて欲しいなーなどと妄想しながら、楽しく読ませて頂きました。
      • 小説が意外な内容で面白かったです。タイトルからSFを想像していました…。しばらく活字を読んでいなかったので読み切れるかなと思いましたが、読みやすかったです。最初に見たとき、表紙が画像のものと違ったので驚きましたが、表紙が二重になっていました。一枚はスペシャルカバーだそうです。
    • 😒評価が低かったレビュー
      • 「世の中は良くなったりしないんだから。それが嫌なら、火星にでも行って、住むしかない」拷問の描写が読み進めるには辛すぎて、何度本を閉じようと思ったことか。ショックすぎて、最後まであまり内容が入ってこなかった。故にいい本なのかもしれないけど、良さが分からないし、内容を理解することさえできなかった。いつか、2回目を読んだら、少しは冷静に理解しながら読み進められるのか。もしくは、もう読みたくないと思うのか。
      • 文章量のわりに伏線回収や深掘りがなく、全体的に散らばった感がいなめない。
        着地点がないまま書き始め、迷走した結果無理矢理終わらせた感じでおもしろくなかった。
  • yahooショッピングレビュー ⭐4.63
    • 😁評価が高かったレビュー
      • 今は伊坂幸太郎さんの小説をとにかく買い漁っているところで、実はこの本もまだ読めていませんが、順番に読み進めているところです。伊坂幸太郎さんの小説は、他にはない魅力や面白さがあり、毎日本を開けるのがとても楽しみになっています。
      • 伊坂幸太郎さんらしい伏線の貼り方と回収でした。偶然にも仙台に旅行をする機会があり、その道中やホテルで読みました。感情移入ができ、オススメです。